タイトルのとおり、息子(中3)がDVDを延滞しました。
テレビで観た『スターウオーズ』が面白かったみたいで、GEO(ゲオ)で過去のものを3枚借りてきてたようです。
昨日の夜、「今日まで返却しなきゃいけなかった!」と慌てて返しに行きました。
で、帰ってきて、「お母さん。。。」
この時点で、何か問題が起きたことを察知するわたし。
「返却日を過ぎてるって。延滞料金が2400円くらいかかるらしい。そんなにお金持っていませんって言ったら、明日払っても料金は変わらないから、明日でもいいので持ってきて、って言われた。」
はい、ここでわたしの怒りの混じった疑問3点。
1.延滞料金が「2400円くらい」って、正確な金額はいくらなのか。なぜ延滞料金がそんなに高額なのか。
2.今日払っても、明日払っても延滞料金が変わらないというのはなぜ?
3.『今日まで』と言っていた返却期限が、今日でないのはなぜ?
私の悪い癖、「なぜ?なんで?」と息子を問い詰めてしまいました。
息子、上手く答えられず。
お店で恥ずかしくて、パニック状態で、きちんと理解せずに帰ってきて、家でも母に問い詰められ。
落ち着いて考えられないの、あたりまえじゃん!
と、時間を置いたら分かるけど、そのときはわたしも怒りに振り回されてしまっていました。
『主は怒りを以て師を興すべからず、将は慍りを以て戦いを致すべからず』また孫子の兵法を忘れている私です。
話がそれて、すみません。
息子に聞いても、彼自身が理解ができていないようなので、GEOに電話しました。
(お忙しいのに、すみません)
わたしの疑問に丁寧にこたえてくれました。ありがとうございます❤
1.返却期限を3日過ぎている。
延滞料金は1枚につき1日275円。
息子は3枚借りてきていたので、延滞料金は275円×3枚×3日=2475円。
最初のレンタル料金は1枚1週間110円。
3枚1週間330円払って借りてきたものが、3日延滞して2475円ってこわっ💦
レンタル料金安いな、こんな料金でやっていけるのかな、と思っていましたが、「こういうことか。。。」と変に納得しました。
2.DVDの返却は今日しているので、延滞料金3日分というのは、今日払っても明日払っても変わらない。
息子のように、いきなり延滞料金『ドン!』と突きつけられても、財布にそんなお金入っていません…。という人にはありがたい。
というか、この金額見せられて「今日中に持ってこないと、明日になったらまた1000円以上増えますよ。」なんて言われたら、息子は「今日中に払わなきゃ~」とパニクって赤信号も目に入らず事故ってたかもしれません。
3.返却期限については、息子の勘違い。
レンタルした日は、卒業式のため学校休校日。
それを、日曜日だったと勘違いしていた、ということでした。
息子の財布の中身は2300円ほど。
わたしが200円を貸し、毎月1000円のおこづかいは来月は800円ということにしました。
ここでもうひとつインプット、と思い、
「今、君は収入がない=信用がないから、大手の銀行からお金を借りることはできない。そんな人にお金を貸してくれるのは、利息が高い業者しかない。だから、お母さんは高い利息をつけるよ。」
すると長男(高1)が、
「でも、その200円は彼が本来お母さんからもらうことが決まっているお金でしょ。ということは、そんなに高い利子をつける必要はないのでは?」と返してきました。
ほぅ。
最近、お金に関する本を買って家族で回し読みしたり、お金の話をするようになって、このような会話ができるようになったことを嬉しく思いました。
「レンタルはこれで儲かる」ってことはよく分かりましたが、息子に『気づき』になってほしいな、と思ったことは
問題が起きたときは、自分で状況を理解、把握すること。
そのことを話した後で、息子が夫に電話で報告。(夫は単身赴任)
「ぼ~っと生きていると、ウマい仕組みを作っているものから搾取される、ということを身をもって知ることができたな。日々の生活も、提出期限を守らない、とか、だらしないことをしていると、搾取される側になってしまうから、自分の習慣を見直しなさい。」と言われていました。
良いこと言うな~。
長男と娘(中1)も、最初から最後まで状況を見ていたのですが、
娘は「レンタルこわい。あたしは絶対にレンタルしない。」と。
『危うきに近寄らず』なところがある娘らしい発想です。
しかし、便利なものは活用しないともったいない、賢く活用できるように、きちんと考えよう、ということも話をして、今回のことはしめくくりました。
二男の財布の中身は空っぽになってしまいましたが、とっても良い学びになる出来事でした。