小説のようなつくりで、とても読みやすかった本。
目標、目的、ゴールを分かりやすく自分で設定し、落とし込むことの重要さがすっと入って来ました。
子どもでも読める内容だな、子どもに読ませたいなと思いましたが、設定がサラリーマンなのでそこはちょっと難しいかなぁ。
一番興味深かったのは、「人それぞれ『響く言葉』が違う」ということ。
これが面白くて、家族みんなでやってみました。
ネタバレになるといけないのですが「尊敬」「影響」「自由」「マイペース」など、いくつかの言葉の中から、「どの言葉があなたには響きますか?」という質問。
単身赴任中の夫ともビデオ通話にして、家族みんなで盛り上がりました。
1人3つずつ選んでみたのですが、本当にみんなバラバラなんです。
でも面白いことに、子どもたちは3人とも「自由」を選びました。それ以外の2つは全く違うのに。
そういえば、わたしも子どもの時に「早く自由になりたい」と思い、勉強のお供の深夜ラジオにリクエストするニックネームは「FREEDOM」だったな、と思い出しました。
なんだか恥ずかしいですね…。
それはさておき、わたしと夫が選ぶものは「まじめすぎる」「堅苦しい」と子どもたちからツッコミが。
家族の結果を見ればそのとおりで、中1の末っ子が選んだ言葉は「自由」「マイペース」「快感」と動物の本能のよう。
年齢が上がるにつれて、他者意識が入っていました。
おもしろい!
家族みんなで「そういえば、よくその言葉使っているよね」なんて言いあいました。
後で夫と、「子どもたちに勉強や習い事、部活について声掛けをする時に、重すぎる堅苦しい言葉を連ねていたんだなぁ」と反省し、今後の声掛けについて作戦を練る、という行動まで促してくれました。
最初から最後まで、ワクワクしながら読み進めることができ、家族みんなの学び、行動にもつながった思い出に残る1冊となりました。