こんにちは、マリです。
わたしは、長男の時に『キャプテンの親』として、二男の時に『キャプテンや部長でない子の親』として、保護者会の会長になりました。
どちらの立場でも会長をした経験からの結論。
『キャプテンや部長でない子の親』の方が、精神的負担が少ないし客観視できるのでやりやすかった。
自分が子どもの頃(もう、遠い昔となっていますが)を思い出すと、学校の部活に保護者が関わることなんてほとんどなかったと思います。
なのに、今はとても多いと思いませんか?
学校の部活なのに、保護者会ってなに??と私も最初はびっくりしました。
子どもが何かをやりたい✋と意欲的になっているのはうれしいことですが、それで親がちょっとでも(いや、かなり)負担感があり、気が重くなるのはよくないですよね。
でもでも、今の時代、切っても切れない保護者会。
わたしは、学校のことは学校にお任せしたい、という考えを持っています。
しかし、こんなわたしが部活の保護者会会長を2度も経験しました。
・保護者会会長って、キャプテンや部長の親がするべき?
・会長になったけれど、やっていけるかどうか不安
新型コロナウイルスの影響で、人数が多いわが子の部活は保護者も1年生も、3年生最後の大会を観戦することができませんでした。
引退後の打ち上げもできず寂しく思っています。
そして代替わりになり「新しい代の始まりだ、がんばろ~!まずは懇親会!」ということもできず、それ以前に親同士が会う場面もほぼほぼなくて、不安に思うこともたくさんあるかもしれません。
しかし役員という経験は人脈を作り子どもと一緒に成長するとても良い機会です。
わたしが断言します。「保護者会役員をやって損はありません!」
長男、二男の部活
長男と二男は同じ部活に入りました。
2学年の年の差なので、長男が中3の時に二男が中1と、二人の入部時期が重なっています。
顧問の先生は、保護者は子どもたちを応援してください、それだけで充分です、という考え。
保護者が観ていると、子どもたちは頑張るのでいつでも観てあげてください、しかし、保護者が顧問にリクエストをしたり部員に指導などはしないでください、と。
顧問にどんなリクエストをするの?と思っていたのですが、「うちの子、身体が硬いからストレッチをたくさんしてください。」とか言う保護者がいました。
いやいやいや…。それ、家でやってよ。
部活の時間はチームメイトがいるからこそできること、コートを使うからできることをやってほしいよ、と即突っ込みを心の中でしていたら、先生が一言。「それは家でやってください。」と。
そりゃそうですよね。
このストレッチはほんの一例で、会長になったことで、いろんなことを言う保護者がいることを知りました。
顧問の先生は、突っ込みどころがないくらい、子どもたちに情熱をかけて指導してくれているので、安心して子どもを預けられました。←これ、めちゃめちゃ大事。信頼できる顧問だから、「顧問の指導方針を守るため」に会長として頑張りました。
保護者会役員の決め方
役員の決め方について、顧問の先生は、キャプテンや部長の保護者、ということは関係なく、誰でも良い、という考えでした。
しかし、私が情報収集したところ過去に役員をしてきたのは、キャプテンや部長の保護者でした。
「子どもが役員として頑張ってるから、親も頑張れる」、「顧問からの情報がキャプテン、部長に直接届くから、親子で連携しやすい」という考えからだと思います。
私も、同じように思っていたので、長男がキャプテンになった時は、「会長になりたい」と立候補する人がいればその人がやるのが良いけれど、誰もいないなら私がやるしかないのかな、と思っていました。
「息子がキャプテンになったから、マリさんが保護者会会長になるよね。」なんて、言ってくる保護者もいましたしね😅
キャプテンの親として
長男の代で、キャプテンの親として会長をしました。
大会の前には、ユニフォーム(部室で保管)が全員分そろっているか、保護者会費で購入している救急箱の中身はそろっているか、など、息子に確認していました。
試合観戦や懇親会で、顧問の先生と話をしたときは、息子に先生と話した内容を話したりしていました。
保護者が部員に指導などしてくれるな、部員が考えた結果の行動でなければ意味がない、という考えを持つ顧問のことを尊重しなければ、と思っていました。
が、試合に行ったときにカバンがぐちゃぐちゃで、誰かの開いたカバンからカラスが食べ物を持っていったりした時(笑)、たまらず「カバンのチャックは閉めて、ちゃんと並べなさい」と注意したこともあります。
そんな時は、家に帰ってからも息子に「あんたがちゃんと気を配りなさい!」とグチグチ…。
そして自己嫌悪。
というのも、私に「ぐちゃぐちゃに荷物を置いているのは恥ずかしいから、注意しなきゃ。」とか、「あいさつしない子がいるよ、保護者の姿がみえたらあいさつするように、キャプテンから部員に注意させた方がいいのでは?」なんて言ってくる保護者がいたのです。
そんな、自分の思い通りに他者を動かしたい人の意見は聞かない、と毎回思うのですが、自分の息子がしっかりしていない、と思われるのもイヤ。
私もそれはそうだよな、と思うことは息子に直球ではなく、それとな~く、伝えていました。
そしてまた自己嫌悪。
「ウチの部は〇〇ができてない」とか、「キャプテンは〇〇しないと」ということをわたしに言ってくる保護者と、それを聞いたことで『キャプテンの親だから』きちんとしなければ、という自分の気持ちが、精神的に苦しかったです。
それを、私ひとりで対処しきれず、息子にもそのイライラの影響を及ぼしてしまい、息子もきつかったと思います。
これが原因で、息子とケンカしたことも何度かありました。
私が言うまでもなく、彼は「自分が部員をまとめなければならない」という責任を常に感じていたはずです。
めっちゃきつかったと思います。
「もうきついわ、なんでわたしが部活のことをこんなに考えなきゃならないの?!」と参ってしまう前に、保護者の意見は顧問に伝えよう!と、顧問に伝えていました。
告げ口ってやつ?
いやいや、部活についての意見だから顧問に伝えたまでです。
顧問が「意見があればわたしに言ってください。子どもたちにやらせなければならないこと、子どもたちが自ら気づくまではやらせても意味がないこと、の判断を自分がしますので。」と保護者会で言ってたの、みんな聞いているはずなんですが…。
というわけで、キャプテンの親として会長をしたときは、顧問に言いたいけど直接は言えない、っていう人からの連絡対応が大変でした。
そんな保護者に「直接顧問に言ってみたらどうですか?」と言うと「そこまでしなくていいんだけど。」。
「じゃあ、わたしに何をしてほしいのですか??」とストレートに聞いてみると、「してほしいってわけじゃないけど、わたしの気持ちを聞いてほしくて。他にもわたしと同じこと思っている人いると思うし。。。」という『自分の感情を消化できず、他人の時間を奪う人』との不毛なやりとりがストレスでした。
キャプテンや部長ではない部員の親として
なんと、二男の時にも会長を引き受けることになりました。
キャプテン、部長、副でもない部員の親として、です。
二男の代では、キャプテンの保護者の方が会長になることは現実的に難しい状況にありました。
とはいえ、1度会長を経験した私の意見としては、子どもと連携がとれるため会長でなくても、他の役員になった子の親が、役員をすれば良いのでは、と思っていました。
例年より役員の人数が少なくなっても、それはそれでアリだろう、と。
しかし役員決めの保護者会で、思いもよらず私にやってほしいという意見が出て、私はそれを受け入れました。
他の保護者の方の気持ちに応えて引き受けたけれど、息子がユニフォームをもらえなかったときに、「お母さんは会長なのに」と、思うのではないか、逆にユニフォームをもらったら、「お母さんが会長だからもらえた」とか、友達から言われるのではないだろうか、とネガティブ思考になることもありました。
長男の時のように、ユニフォームや救急箱の中身の確認をしておくように、なんて、キャプテンでもない息子に言ってもいいのだろうか、などささいなことも悩みのたねとなっていました。
悩んだ結果、
私は『保護者会の長』の役割だけをする!
息子を巻き込むようなことは一切しない!
と決めました。
それからは、精神的な辛さがぐっと減りました。
私がそう思えるのは、
・1度長男の代で会長をした経験から、2度目は「しなければならないこと」が分かっていた
・コロナ禍で、大きな大会や、懇親会・決起会が開催できなかったため活動が少なかった
・キャプテンの親ではない私が会長をすることは、多くの保護者の希望によるものであり、それを引き受けた私にみんなが協力してくれた
という要因が大きいと思います。
保護者会がやること
息子2人が所属していた部活の、保護者会がやること。
・年2回の保護者会(顧問から部活動の説明、保護者会費の集金などを行う会)
・顧問の先生と保護者への連絡つなぎ(車での送り迎えが必要な場所での大会日程など)
・保護者懇親会、部員の決起会のなどの計画
・学校行事バザー出店
・卒部生への贈り物準備(2年時)
・顧問へのお礼準備(3年時)
多いように見えますが「保護者会がやること」であり、「会長がやること」ではありません。
会長をふくめ役員は3人いるので、まず3人でやらなければならないことを共有し、「こういうことをするので、ご協力お願いします。」とみんなに声をかけます。
すると、多くの方が力を貸してくれます。
学校行事であるバザーは準備や活動の量が多いので、別にバザー係を作りお任せすることにしました。
保護者会会長の仕事って、「保護者会で〇〇をします」と旗振り役をする人、と私は理解しています。
結論
『キャプテンの親』として、『じゃない親』として、保護者会の会長を経験した私の結論
キャプテンの親として『ではない』立場で会長をする方が精神的に楽。
親子の精神衛生上、「キャプテン、役員の親は会長」という考えは取っ払ったほうが良い。
子どもがキャプテンをしているから、親の私も頑張れる!
わが子は試合にも出ていないのに、会長をするのは荷が重すぎる!
そのような意見もあると思いますが、私が結論として重要視しているのは、親子の精神的負担です。
部活の役員も、学校や子供会の役員と同じと考えれば良いと思います。
クラス委員長の保護者が学校の役員になるべし、とは思わないですよね。
わが子にフォーカスしすぎないで、保護者会の会長は『部活の保護者の代表』という役割、と思えば精神的負担が軽くなります。
結局は自分の気の持ちよう
長男の代では、顧問にリクエストをする人や、部員の行動を変えたい、親が関わりたいと思っている保護者が少なからずいました。
それが分かっていたので、長男がキャプテンになり、「会長になりたい」と手を挙げる人がいない、と分かったとき、私はすごく、ものすご~~~く、肩に力が入った状態で会長になることを決心しました。
そして、息子にも、完璧なキャプテンになってもらおうとしました。
長男には、本当に申し訳なかったと思っています。
二男は小学生の時にスポ少に入っていましたが、中学生になり、違う競技の部活に入りました。
「そのスポーツを極めたい」「上を目指したい」、という動機ではなく、「みんなと楽しく部活をしたい」という目的です。
長男の時のように頑張れるかしら、とか、わたしが会長を引き受けたことで二男にプレッシャーがかからないかな…と最初はいろいろ悩みましたが、『保護者会の長』の役割だけをする!と決めてから、余計な思いがない分、精神的にめっちゃ楽にできました。
違う立場で2回やってみて、キャプテンの親でない立場の方が、本当に精神的に楽でした。
二男も、部活のために学校に行っている、というくらい、仲良く楽しく部活動をしていました。
心配して損した、です。
どちらの立場にしても、私は2度も会長を経験して、得たこと、成長できたことがたくさんあります。
いろいろ言われて辛かったことも、
「こんなこと言う人(思う人)いるんだ~。会長にならなければ知らなかったなぁ」
と思うようにしました。
思いがけなく会長になった方、気合入れすぎずに、淡々とこなしてください。
私みたいに、子どもに圧をかけてしまったら、親子とも楽しめなくなっちゃいます。
楽しんでください♪
応援しています!