雨漏り物件を購入 その① 買ったはいいが未知すぎて思考停止。

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こんにちは、マリです。

タイトルの通り、雨漏りが発生している物件を買ってしまいました。

自分で決めたことを「~してしまった」なんて言うな、自分の意思でしたんでしょ!と子どもたちによく言うのに、自分が「買ってしまった…」と言ってます。

分かってます。

この雨漏り物件に出会ってからのわたしのメンタルは、毎日、いや1日のうちでも何度も激しく浮き沈みをしていて、正直キツイです。

「失敗したかな、と思うこともブログのネタにすればいいや」と思っていたのに記事にすることができず、かといってほかの記事もかけず、脳の大部分がこの物件の心配事で占められています。

この物件は戸建て賃貸に挑戦して2軒目の物件。

1軒目の物件はリフォームなしでそのまま賃貸することができました。

ビギナーズラックです。

逆に言えば、学ぶことが少なかった物件です。

不動産を購入するときにかかる諸費用や手続き、賃貸契約時に考えなければならないことなど、最低限必要な手続きを知ることはできましたが、「調べれば分かる」「仲介業者が指示してくれる」ことで足りる経験でした。

しかし今回の物件は「雨漏り」しています。

「初心者なのに雨漏り物件に手を出すなんて」とか「雨漏りしてたの知ってて買うって決めたんでしょ」とか、逆に「雨漏りくらいでビビるなよ」なんて思われるかもしれません。
この記事は「自分がこの雨漏り物件に向き合う」ために書いています。
誰かのお役に立てるかどうかは分かりません。その点ご了承ください。

目次

なぜ雨漏り物件を買ったのか

この物件、ネットに出ていた物件を内見させてもらったときに不動産業者から
「実は情報が入ったばかりの物件があるんです。昨日見に行ったばかりで資料も何もないのですが、ここから近いので見に行きますか?」
と紹介をしてもらいました。

この不動産業者は1軒目を購入したときと同じ業者さんで、わたしがボロ戸建てを購入して賃貸したことを知っています。

「あの物件に入居者さんついたんですよね」と言われました。

「あの物件」とはなんだ、と一瞬思いましたが、すぐに

「わたしのことを『実績がある大家』と認めてくれている。だからまだ市場にでていない物件を紹介してくれるんだ。これは大チャンスに違いない!このチャンスを逃がすわけにはいかない!!」とドキドキし始めました。

はい、ここでもう「買うモード」です。見てもないのに…。

その日は鍵もまだ入手していないということでしたので、外から見せてもらっただけでした。

屋根の状態を見て「たぶん雨漏りしているな」と思いましたが、駐車スペースはあるし近くにコンビニ、スーパー、学校もあるので、「前向きに検討したいので内見をさせてください」と先に進むことを決心しました。

でも、もう「買うモード全開」

雨漏り物件は買うな、とネットや書籍で言われていることは知っています。

でも、「わたしだけに紹介してくれた物件」はよく見えるんです←あほです。

まだ世に出回っていない物件を紹介してもらえるなんて、わたしももうデキる大家の仲間入りだわ~←あほです。

「少々難ありの物件も購入して再生することができ、買うまでの決心が早い大家」だと認めてもらう、このチャンスをものにしなければ、と思っていました。

内見時にはきちんと状態を見よう、と思っていましたが、内見時には売主さんが来られていたのであまり見ることができませんでした。

窓やドアはきちんと開くか、家は傾いていないか、電気ガス水道は問題なく使えるか、ということくらいで細かいところのチェックはしませんでした。てか、なんか失礼な気がしてできませんでした。

床が一部ふわふわしているところがありましたが周りを踏んでみて、床材だけで下地は大丈夫だろうと判断しました。

雨漏りはかなりしているな、と思いましたが一部屋だけだし、そんなデメリットよりも重厚感あふれる桐ダンス、立派な食器棚と高級そうな食器、大きなエアコンに目が行き「この家に住んでいた人はお金持ちだったんだろうな」=「お金持ちの人の家だからしっかりしているだろう」と思い購入を決意←めちゃめちゃあほです。

ネットで屋根の修理にかかる費用など見ていましたが「家自体を安く買うことができたら、リフォームに費用がかかっても目標利回りは達成できるだろう」と思い、その日のうちに不動産業者へ100万円で購入希望を入れました。

売主さんからの返答は「120万円」

120万円で契約!

2軒目購入が決まり、めちゃめちゃ嬉しくって2,3日は小躍りしていました。

引き渡し前の確認で現実がはっきりと見える

残置物(家具やらの動産)は売主さんで処分してもらうことになっていたので、エアコンと照明器具は使いたいのでそのままにしてください、と不動産業者を通して伝えていました。

で、引渡し前の現場確認の日。

わたしは青ざめました。

残置物処理をしてもらったので、桐のタンスや立派な食器棚はもちろんありません。

それらが無くなって「家」の状態がはっきり見えたのです。

いかに自分が「家」を見ていなかったか、現実が「ガーン」と脳内に入って来ました。

壁はボロボロでかなり汚い、建具は古い、そして柱はまさかの「白アリ…?」

白アリのことは見たことも聞いたこともない、ということだったので疑っていなかったのですが「もしかしたら」と思いました。

ここできちんと聞いておけばよかったのかどうかは分かりません。

ただ、この時の私は思考停止に陥りながらも「買うと決め、契約をしたからには文句を言わず買うのだ」と自分に言い聞かせていました。

「やっちまったかも、買ってはいけない物件を買ってしまったかも…。」とも思っていました。

脳内ガクブルです

そうそう、新し目の大きなエアコンは外されていました。

「あのエアコンは、うちで使うことにしたから外しました~」と。

現地確認は「この状態でOKです」と言って終わりました。

言いたいことがいろいろあったような気もしますが、思考停止していました。

「なんとかなる、なんとかする!」と自分に言い聞かせながら、

とにかく事故らないように車を運転して帰りました。

                                              続く

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