雨漏り物件を購入 その② 引き渡しまでに直面した「思ってたんと違う」あれこれ

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まだ誰も知らない、私だけに教えてもらった物件ということで、ワクワクして「雨漏りもなんとかなるさ~♪」と飛びついた2号物件。

高級そうな家具が取り払われたら、現実に直面し思考停止してしまったというところまではこちら

この記事は、戸建て賃貸初心者の私が経験して感じたことをそのまま記事にしています。
超ビビりで心配性の私が、この物件を放り捨てて逃げだすことがないように自分を客観的に見るために書いています。
賃貸業の先輩方が見たら「そのくらいでビビるな」「腹据えてないんだったら手を出すな」と思われるくらい情けないメンタルなのは百も承知です。
誰かのお役に立てるかどうか分かりませんが、こんなビビりの私でも挑戦してできたよ、という軌跡になればいいなと思っています。

「この物件を買います✋」と決めてから、契約を交わし引き渡しまでの間にやらなきゃならないことはいくつもあります。

「1号物件で経験したことと同じようなことをすればよい」と思っていたのですが、1軒目で経験していないことや予想外の出費が次々に出てきました。

目次

増築部分が未登記

売買の金額が決まった数日後、不動産業者から連絡がありました。

「建物の一部が増築したものなんですが未登記でいつ建てられたのかも分からない、と売主さんから連絡がありました。」

見た感じでは増築したなんて全然分かりませんでした。広い家だな~、とは思いましたが全く気付かず。

不動産業者から未登記についてざっと説明を受けましたが、即答はせずに自分でも調べることにしました。

登記をしないまま放置されている未登記の建物は結構あるようです。

建物が未登記ということは「その建物の持ち主は私ですよ~」と第三者に対して公示できないということ。

ということは、ローンを使って物件を購入する場合、未登記の部分を担保に当てることができず融資を受けることができません。

今回は現金での購入なので問題ありませんが、それは問題を先送りにするだけのこと。

この物件を売ることは今は考えていませんが、いつか売る日は必ず来ます。

その時に問題が起こる可能性が高いのなら、解決しておかなければ!

今起きてもいないことをあれこれ心配してしまうわたし。

心配事はできるだけ早く解決しておくのが、わたしの心の健康を保つ鉄則です。

結論「売買前に未登記部分の登記を済ませてほしい、と売主さんに伝えてもらえませんか」

その後やり取りをし、売買前に売主さんが登記を行い登記費用は売主さんとわたしで折半する、ということになりました。

土地、建物の面積が広く諸費用が高い

この物件は土地が広く、建物も広い。

庭は梅、ツツジ、柿、椿、と春夏秋冬の樹木が立ち並び、建物も6部屋あるというボリューミーな家。

1号物件はコンパクトな庭と3部屋の家。

「大きすぎる家は大変」と聞いたことがありますが、正直何が大変なのかよく分かっていませんでした。

1号物件が私の中での「賃貸物件の基準」となっていて、2号物件も同じくらいの諸費用を想定していましたが思っていた以上の費用請求が次々に。

火災保険料

火災保険の申し込みは、第1号物件と同じ業者にお願いしました。

まず電話で物件概要を連絡すると「大きいですね~、1軒目と比べるとかなり保険料が上がりますよ」と。

「え?そんなに?」と不安になりながら見積もりを待ち。

届いた見積もりを見たら、1号物件の約2倍Σ( ̄□ ̄|||)

そんなに高いんか~い、と思いながら「大きい家は火災保険が高い」ということを学習したよ、ひとつ学んだよ、と自分に言い聞かせるしかない。

所有権移転登記費用

所有権移転登記は、1号物件のときとは違う司法書士事務所にお願いしました。

同じところにしなかった理由は、単に物件を紹介してくれた担当者が違い、流れに乗ってたら司法書士事務所が違うところだった、というだけ。

前回と違うなら事務所によって費用が違うのかどうか比べてみよう、と思いました。

で、請求書が届いてびっくりΣ( ̄□ ̄|||)

1号物件より20万円も高い28万円!

大きい物件だから1号物件よりは高いだろう、10数万円くらいかな、と思っていたので目玉が飛び出ました。

すぐに電話📞

まず課税価格が高い。土地の価値が高かったのです。

不動産業者から路線価と実際の周辺の取引価格は聞ていましたがそんなに高くはなかったよ、なんて思いましたが仕方ありません。

そして、この物件は筆数が多かった。土地が5筆もあったのです。

報酬額は一般的に筆数、ということですが、5筆もあるので割引してくれているとのこと。

「そうですか。不勉強でぶしつけな質問をしてすみませんでした。勉強になりました。」とお礼を伝えると、

「これからも頑張って物件を増やしていってください。報酬額、もう少し割り引きますね。応援しています。」とありがたいお言葉をいただきました。

1号物件の司法書士事務所の報酬額、登録免許税額と比べてみると、2号物件の登録免許税額は1号物件の5倍以上。報酬額は2倍。

良心的な司法書士さんに出会えたのかもしれない。

想定外に高い費用でしたが、出会いと学びがありました。

固定資産税

固定資産税も思っていた以上に高い。

1号物件とは桁が違うのです。

そして、当初聞いていた固定資産税には増築部分は入っていなかったらしく、今回登記をしたので当初の予定よりも高くなりました。

不動産取得税

といわけで、もちろん不動産取得税も高いはず。

まだ納付書は来ていませんが、自分で試算してみて、もう驚くことはありません。ため息が出るだけです。

心の準備はできた。お金の準備をしなきゃ、というところです。

不安が大きく眠れない日々

というわけで、ほとんどが費用に関する「思ってたんと違う」でした。

1号物件ベースで考えていたのがそもそもの間違いで、ひとつひとつ進めていくにつれ「1号物件よりもめちゃめちゃ諸費用が高い。次はどのくらい高い??」と青ざめていました。

これらの費用以外にも、物件自体にリフォーム費はどれくらいかかる?屋根の全面取り換えが必要だったら?もしかしたら家全体が白アリ被害にあっているかも… それらのもし?が全部現実に起きたら一体いくらかかるの?

分からない!

なんで「買います✋」って言う前に大工さんやリフォーム会社さんに修理の見積もり出してもらおうと思わなかったんだろう

引渡し前だったら「ごめんなさい、やっぱり買いません」って言えるかな。

いや、そんなこと言ったらもう賃貸業から撤退するしかないでしょ。

だったら撤退しようか…

この物件を買ったらすぐに売って撤退しようか。

でも、この物件を買ってくれる人なんているのかな…

夜眠れず、眠っても心配ばかりしていたようで何度も「どうしよう…」と目が覚めていました。

頭の中が不安でいっぱいで、読書しても内容が入らないので本を手に取ることもなくなり(1か月に10冊ペースで読むほどっだったのに)、身体も疲れている感じがして週末のジョギングも行かなくなりました。

                                        続く

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